入れ歯

歯が抜けてしまいブリッジの適応とならない場合は、取り外し式の入れ歯による治療になります。
入れ歯には、部分入れ歯(パーシャルデンチャー)と総入れ歯(フルデンチャー)があります。

・部分入れ歯

抜歯後の粘膜に人工歯のついた床を乗せて、残った歯にのバネ(クラスプ)をかけて安定させる入れ歯です。
欠損が1本だけの場合から、歯が1本しか残ってない場合まで対応できます。
ブリッジは欠損の両端の歯を多く削って被せるのに対し、部分入れ歯はクラスプをかける歯を少し削るだけで済むので 天然歯を守る利点がありますが、ブリッジに比べると取り外しの必要があり、安定性は劣ります。
慣れるまでは、クラスプや床に違和感を感じることがあります。
また、クラスプは金属なので特に前歯部ではこのクラスプが見える欠点もあります。

・総入れ歯

歯が1本も残ってない場合には総入れ歯(フルデンチャー)による治療になります。
総入れ歯の場合、クラスプをかける歯がありませんので、吸着力と噛み合わせが総入れ歯を 安定させる重要な要素となります。
あごの骨の状態(ボリュームがあるかやせているか)によって安定性が変わってきます。
保険治療では片顎約1万円前後(保険適応3割負担)で作ることができますが、 床がプラスチックのものになりますので、分厚くなりやすく、慣れるまで違和感が強いことがあります。
ただし、プラスチックなので修理がしやすいメリットもあります。

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